
「そろそろホームページを作ろう」
そう思ったとき、多くの先生が最初に考えるのは、
- どんなデザインにするか
- どんな写真を使うか
- どこの制作会社に頼むか
- 制作費はいくらか
ではないでしょうか。
もちろん、どれも大切です。
しかし私は、それより先に考えておいた方がいいことがあると思っています。
私は現在も一人治療院を経営しながら、自分でホームページを運営し、SEOや患者様の反応を見ながら改善を続けています。
その経験から感じるのは、ホームページ制作は「作り始める前」でかなり方向性が決まるということです。
特に一人治療院なら、制作を始める前に次の3つを考えてみてください。
① 誰に来てほしいのか
最初に決めたいのは、
「どんな患者様に来てほしいのか」
です。
「地域の皆様に愛される治療院」
もちろん悪い言葉ではありません。
しかしホームページ集客では、これだけでは誰に向けたホームページなのかが分かりません。
例えば、
- 肩こり
- 腰痛
- 産後
- 自律神経のお悩み
- 不妊
- 起立性調節障害
- 交通事故
では、患者様が抱えている悩みも、検索する言葉も、ホームページで確認したいことも違います。
さらに、
「とにかく新患をたくさん集めたい」
のか、
「人数は少なくても、自院の専門性を必要としている患者様に来てもらいたい」
のかでも、ホームページの設計は変わります。
一人治療院は、一日に診られる患者様の人数に限界があります。
だから私は、アクセス数だけを増やすより、
「誰に来てもらうホームページなのか」
を最初にはっきりさせることが重要だと考えています。
【集客一人のひとりごと①】
私自身も、昔は「新患は多ければ多いほどいい」と考えていました。
でも一人で治療院をやっていると、100人の問い合わせが必要なわけではありません。
自分が本当に診たい患者様、自分の技術を必要としてくれる患者様に毎月安定して見つけてもらう。
私はその方が、一人治療院には合っていると思っています。
② 何で選ばれたいのか
次に考えるのが、
「患者様に何を理由に選んでもらいたいのか」
です。
例えば、
- 駅から近い
- 夜まで営業している
- 料金が安い
- 専門性がある
- 一人の先生が最後まで担当する
- 特定の症状を多く診ている
- じっくり話を聞く
治療院によって強みは違います。
ところが、ここが決まっていないままホームページを作ると、
「地域密着」
「根本改善」
「丁寧なカウンセリング」
「一人ひとりに合わせた施術」
といった、どこの治療院にも書いてあるホームページになりがちです。
患者様からすると、
「結局、この院は何が違うの?」
となってしまいます。
ホームページを作る前に、一度自分自身に聞いてみてください。
「患者様は、なぜ隣の治療院ではなく私の院を選ぶのだろう?」
この答えが、ホームページのコンセプトになります。
そしてトップページ、症状ページ、院長紹介、患者様の声、料金ページなど、すべてのページに一本の軸が通るようになります。
【集客一人のひとりごと②】
ホームページ制作というと、どうしても「何色にしますか?」「どんなデザインが好きですか?」という話から始まりがちです。
でも私は、それより先に「先生は何で選ばれたいですか?」と聞きたい。
色は後から変えられます。
でも、ホームページの軸がズレてしまうと、後から全部作り直すことになります。
私はデザインより先に、治療院の立ち位置を決める方が大切だと思っています。
③ 作ったホームページをどう育てるのか
そして、意外と忘れられているのが3つ目です。
「ホームページを作った後、どうするのか」
です。
ホームページは公開したら完成ではありません。
むしろ、そこがスタートです。
公開後には、
- 症状ページを増やす
- 症例を追加する
- 患者様の声を掲載する
- ブログを書く
- Search Consoleで検索キーワードを見る
- 順位を確認する
- 読まれていないページをリライトする
- 関連する記事を内部リンクでつなぐ
といった作業を続けていきます。
最初は小さなホームページでも、記事が増え、症例が増え、患者様の声が増え、内部リンクでそれぞれのページがつながっていけば、少しずつ大きな「母艦」になっていきます。
だからホームページ制作会社を選ぶときにも、
「どんなホームページを作ってくれるか」だけではなく、「完成後に自分で育てられるホームページなのか」
を確認してほしいと思います。
【集客一人のひとりごと③】
私もホームページを何年も触ってきましたが、「完成した」と思ったことはほとんどありません。
検索順位を見れば直したいところが出てくる。患者様と話せば新しく書きたい記事が出てくる。記事が増えれば内部リンクを整理したくなる。
ホームページって、治療院そのものに似ているんですよね。
開業した日が完成ではありません。
患者様と向き合いながら少しずつ成長していく。
私はホームページも同じだと思っています。
ホームページ制作は「作る前」にかなり決まる
ここまでの3つをまとめると、
① 誰に来てほしいのか
② 何で選ばれたいのか
③ 作った後、どう育てるのか
です。
この3つが決まっていれば、必要なページも、狙うキーワードも、写真も、文章も、SEO戦略も決めやすくなります。
反対に、この3つが曖昧なまま制作会社へ依頼すると、見た目はきれいでも「誰に何を伝えるホームページなのか分からない」という状態になりかねません。
まとめ
ホームページを作る前に、私は「好きな色」を決める必要はないと思っています。
それよりも、
誰を診たいのか。
なぜ自分を選んでもらいたいのか。
そのホームページを5年後、10年後にどんな資産へ育てたいのか。
こちらの方がずっと重要です。
ホームページは、制作会社に納品してもらう完成品ではありません。
患者様の声が増え、症例が増え、記事が増え、それぞれのページが内部リンクでつながっていく。
そうやって少しずつ育っていくものです。
私はホームページを作ることよりも、先生の治療院と一緒に成長するホームページを作ることの方が大切だと考えています。
実際の制作内容を確認したい先生へ、現役院長がSEOから逆算して設計するホームページ制作をご案内しています。
📝 この記事を書いた人

集客一人:飯沼啓介(臨床の現場からWEBマーケティングへ)
柔道整復師・鍼灸師
20年間の臨床歴とグループ院の経営経験を生かして、現在兵庫県明石市で完全自費の「西新町鍼灸整骨院」を2026年4月に開院。
得意なパソコンスキルを活かして「どうすれば本当に必要としている患者さんに届くのか?」を突き詰めた結果、広告に頼る前に“検索者の不安を網羅するホームページの仕組み”を自ら作り上げることに成功。
現在はその実体験とノウハウをもとに、現場の院長が自力で集客を立て直すためのリアルなプロセスをこのブログで全公開しています。



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