
「交通事故の患者様を増やしたいなら、交通事故専門のホームページを作った方がいい」
整骨院業界では、以前からよく言われてきた集客方法です。
でも、
「すでに整骨院のホームページがあるのに、もう一つ作る必要があるのか?」
「交通事故のページを本体サイトに作れば十分では?」
「専門サイトを作るなら、いくらくらいかかるの?」
と思う先生も多いのではないでしょうか。
私自身、兵庫県明石市で一人治療院を経営しています。
そして現在、通常の治療院ホームページとは別に、交通事故に特化した専門ホームページを実際に作り、SEOでどこまで集客できるのかを検証しています。
今回は制作会社側ではなく、実際に一人治療院を経営している院長の立場から、
「なぜ交通事故では専門ホームページという選択肢があるのか」
そして、
「制作会社へ依頼するとどれくらい費用がかかるのか」
さらに、
「自分で作るという選択肢は現実的なのか」
について書いてみます。
交通事故は通常の症状集客とは少し違う
腰痛や肩こりで整骨院を探す患者様と、交通事故に遭った直後の患者様では、検索するときに知りたいことがかなり違います。
交通事故の場合、
- 事故後はまず何をすればいいのか
- 病院と整骨院はどう使い分けるのか
- むちうちとはどんな症状なのか
- 保険会社にはどう連絡すればいいのか
- 通院はいつから始めればいいのか
- 仕事をしながら通院できるのか
- 交通事故後の痛みはどこへ相談すればいいのか
など、事故後のさまざまな疑問を抱えています。
つまり、
「交通事故施術をしています」
という1ページだけでは、患者様が知りたい情報を十分にカバーするのは難しいのです。
そこで考えられるのが、交通事故だけをテーマにした専門ホームページです。
なぜ交通事故専門ホームページを作るのか
専門ホームページの最大の特徴は、一つのテーマを深く掘り下げられることです。
例えば交通事故だけでも、
- むちうち
- 首の痛み
- 腰の痛み
- 胸の痛み
- シートベルト外傷
- 事故直後の対応
- 整形外科への受診
- 保険会社への連絡
- 通院に関する疑問
- 示談までに知っておきたいこと
など、多くのテーマがあります。
これらを一つひとつ記事にしていけば、
「明石市 交通事故」
「明石 むちうち」
だけを狙うのではなく、交通事故に関連するさまざまな検索から患者様と接点を作ることができます。
一枚の巨大なページですべてを説明するのではなく、交通事故という一つのテーマを中心に、多数の記事を内部リンクでつないでいく。
これが専門サイトの強みだと私は考えています。
【集客一人のひとりごと①】
私はホームページを「母艦」と考えています。
交通事故専門サイトも同じです。
交通事故という大きなテーマの中に、むちうち、首の痛み、腰痛、事故後の対応、保険などの記事を一つずつ作っていく。
そして、それぞれの記事を内部リンクでつなぐ。
1ページだけで勝負するのではなく、サイト全体で交通事故について答えられる状態を作ることが大切だと思っています。
実際に交通事故専門サイトで集客している整骨院もある
交通事故専門サイトという考え方は、私が思いついたものではありません。
整骨院業界では以前から使われている方法です。
船井総合研究所も、整骨院・接骨院向けの記事の中で交通事故専門サイトについて紹介しています。
そこでは、交通事故専門サイトを作成した会員事例として、2023年の交通事故オンライン集患数について、
- 北海道H市:60名
- 群馬県O市:25名
- 愛知県N市:30名
という数字が紹介されています。
もちろん、これはあくまで紹介されている個別事例です。
「専門サイトを作れば必ずこれだけ集客できる」という意味ではありません。
地域の競合状況、サイトの内容、運用期間、検索順位などによって結果は大きく変わるでしょう。
それでも、交通事故というテーマに特化して情報を積み重ねる方法そのものは、一人治療院でも検討する価値があると思っています。
交通事故専門ホームページの制作費はいくら?
ここで現実的な問題があります。
「専門サイトをもう一つ作るなら、いくらかかるの?」
という問題です。
ホームページ制作費にはかなり幅があります。
ページ数、オリジナルデザイン、文章作成、写真撮影、SEO設計、公開後のサポートなどによって価格が変わるため、「交通事故専門サイトの相場は○万円」と一律には言えません。
ただし、実際の料金例を見ることはできます。
治療院専門のホームページ制作を行っているポータルズでは、事故専門サイトについて**495,000円〜(税込)**という料金が掲載されています。
つまり、制作会社へ依頼して本格的な交通事故専門サイトを作るなら、数十万円規模になるケースもあると考えておいた方がいいでしょう。
ただ、私はここで、
「50万円は高い」
「50万円なら安い」
という話をしたいわけではありません。
もっと重要なのは、そのホームページが完成後に何年間働いてくれるのかだと思っています。
50万円のホームページは高いのか?
例えば50万円をかけて専門ホームページを作ったとします。
公開して終わり。
記事を増やさない。
検索順位も見ない。
Search Consoleも確認しない。
内部リンクも整理しない。
リライトもしない。
そして3年間放置する。
これなら、私はかなりもったいないと思います。
一方で、公開後も記事を増やし、検索順位を確認し、患者様の検索意図に合わせて改善し続け、何年間も交通事故患者様との接点を作ってくれるサイトになったらどうでしょう。
同じ50万円でも意味がまったく違います。
つまり、
「50万円のホームページを買う」
のではありません。
「これから何年間も育てていくWEB資産の土台を作る」
と考えるべきなのだと思います。
【集客一人のひとりごと②】
ホームページ制作費を見ると、どうしても「50万円か……」と考えてしまいます。
私も小さな一人治療院を経営しているので、この感覚はよく分かります。でもホームページの本当の値段は、制作した瞬間には決まらないと思っています。
50万円で作って放置すれば高い。
50万円で作ったサイトが何年間も患者様との出会いを作ってくれるなら、評価は変わります。
ホームページの価値は、制作費ではなく、その後どれだけ働いてくれるかで決まる。
私はそう考えています。
私は交通事故専門ホームページを自分で作っています
では私はどうしたのか。
現在、制作会社へ数十万円を支払って交通事故専門サイトを作ってもらうのではなく、自分で交通事故専門ホームページを作っています。
WordPressを使ってサイトを作り、
記事構成を考える。
記事を書く。
WordPressへ投稿する。
内部リンクをつなぐ。
Search Consoleを見る。
検索順位を見る。
必要ならリライトする。
これらを自分で行っています。
もちろん、自分で作れば制作会社へ支払う数十万円の制作費は抑えられます。
しかし、ここには大きな勘違いがあります。
自作=無料ではありません。
制作会社に頼めば「お金」、自分で作れば「時間」が必要
ホームページを自分で作れば、
- ドメイン
- サーバー
- WordPress
- SEO
- キーワード選定
- ライティング
- 内部リンク
- Search Console
- サイト設計
などについて最低限の知識が必要になります。
そして何より必要なのが、時間です。
制作会社へ依頼する場合は、その時間と専門知識をお金で買っているとも考えられます。
だから私は、
制作会社へ依頼するなら「お金」が必要。
自分で作るなら「時間と知識」が必要。
だと思っています。
どちらが正解という話ではありません。
ホームページ制作が苦手な先生が、何十時間、何百時間もWordPressと格闘するくらいなら、その時間を患者様の施術に使って制作会社へ依頼した方がいい場合もあります。
反対に、自分でホームページを育てることが好きな先生なら、自作することで大きな経験と資産を手に入れられる可能性があります。
私が自作する理由は「SEOを自分で検証したい」から
私の場合は少し特殊かもしれません。
ホームページを作ること自体が好きです。
記事を書くことも好きです。
検索順位が上がったり下がったりするのを見るのも好きです。
そして何より、
「一人治療院が交通事故専門サイトをゼロから作ったら、本当に患者様を集められるのか?」
を自分で検証してみたいのです。
だから現在、交通事故専門サイトを実際に育てています。
最初から成功事例として紹介するつもりはありません。
順位が上がらないかもしれない。
アクセスが増えても問い合わせにつながらないかもしれない。
思った以上に時間がかかるかもしれない。
それも含めて実験です。
【集客一人のひとりごと③】
私がやりたいのは「交通事故専門サイトを作れば儲かります」と言うことではありません。自分の院で実際に作ってみて、
「何記事書いたら検索に出始めたのか」
「どんなキーワードが上がったのか」
「アクセスは増えたのか」
「問い合わせは来たのか」
「最終的に売上につながったのか」
そこまで見たいと思っています。
成功したら成功した理由を書く。
失敗したら失敗した理由を書く。その方が、どこかから持ってきたSEO理論を書くより、一人治療院の先生には役立つと思っています。
交通事故専門サイトを作ればSEOで上がるわけではない
ここは非常に重要です。
専門サイトを作っただけで検索順位が上がるわけではありません。
「交通事故専門」という名前を付けたからGoogleが評価してくれるわけでもありません。
結局必要なのは、
- 患者様が検索している疑問に答える
- 一つひとつの記事の内容を充実させる
- 関連する記事を内部リンクでつなぐ
- 運営者情報を明確にする
- 情報を定期的に確認・更新する
- サイト全体として交通事故について体系的に説明する
という地道な積み重ねです。
以前の記事でも書きましたが、私は内部リンクを「神経と血管」のようなものだと考えています。
記事を100本作っても、それぞれが孤立していたら100個の点です。
それを内部リンクでつなぐことで、初めて一つの情報体系になります。
交通事故専門サイトでも考え方は同じです。
本体ホームページと交通事故専門サイト、どちらがいい?
ここも「絶対に専門サイトを作るべき」とは考えていません。
本体ホームページがすでに強く、交通事故について十分なコンテンツを持っているのであれば、本体サイトの中に交通事故カテゴリーを育てる方法もあります。
むしろ、ほとんど更新する時間がないのに、
本体ホームページ。
交通事故専門サイト。
自費専門サイト。
美容専門サイト。
発毛専門サイト。
と次々サイトを増やしてしまえば、管理できなくなる可能性があります。
専門サイトは、作ることより育てられるかどうかが重要です。
だから交通事故専門サイトを作る前に、
「もう一つホームページを持つ覚悟があるか?」
を考えた方がいいと思います。
まとめ|交通事故専門サイトは「作る」より「育てる」
交通事故専門ホームページには、一つのテーマを深く掘り下げられる強みがあります。
交通事故というテーマから、
事故直後の対応。
むちうち。
身体の痛み。
整形外科。
通院。
保険。
示談。
患者様が知りたい情報を一つずつ記事として積み重ね、それらを内部リンクでつなぐ。
うまく育てることができれば、交通事故について体系的に情報を提供できるホームページになっていきます。
ただし、制作会社へ依頼すれば数十万円規模になる場合がありますし、自作すれば今度は膨大な時間と知識が必要になります。
だから、
「交通事故専門サイトを作れば集客できる」
ではありません。
私なら、
「交通事故専門サイトを何年間も育て続けられるなら、作る価値がある」
と考えます。
そして私は今、その答えを自分の治療院で検証しています。
【集客一人のひとりごと④】
私は完成した成功事例だけを書くより、「今まさにやっている途中」を残したいと思っています。交通事故専門サイトを作る。
記事を書く。
内部リンクをつなぐ。
順位を見る。
リライトする。
そして問い合わせを待つ。これを繰り返して、本当に交通事故患者様が来るようになるのか。
数か月後、1年後に結果が出たとき、この記事を読み返せば面白いと思います。
ホームページは作った瞬間が完成ではありません。結果が出るまで育てるものです。
交通事故専門サイトでも、その考え方は変わりません。
📝 この記事を書いた人

集客一人:飯沼啓介(臨床の現場からWEBマーケティングへ)
柔道整復師・鍼灸師
20年間の臨床歴とグループ院の経営経験を生かして、現在兵庫県明石市で完全自費の「西新町鍼灸整骨院」を2026年4月に開院。
得意なパソコンスキルを活かして「どうすれば本当に必要としている患者さんに届くのか?」を突き詰めた結果、広告に頼る前に“検索者の不安を網羅するホームページの仕組み”を自ら作り上げることに成功。
現在はその実体験とノウハウをもとに、現場の院長が自力で集客を立て直すためのリアルなプロセスをこのブログで全公開しています。



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