整骨院で使えるChatGPTプロンプト集|AI初心者の院長向け基本テンプレート

「整骨院でもChatGPTを使えることは分かった」

「でも、実際に何と入力すればいいの?」

「プロンプトという言葉が出てくるけれど、難しそう」

このように感じている整骨院・治療院の院長も多いのではないでしょうか。

プロンプトとは、ChatGPTへ入力する質問や指示のことです。

難しいプログラムではありません。

普段、人へ仕事を頼むときと同じように、

  • 何をしてほしいのか
  • 何に使うのか
  • 誰に向けたものか
  • どのような条件を守ってほしいか
  • 何をしてほしくないか

を文章で伝えます。

今回は、AI初心者の整骨院院長でも使いやすい、基本的なプロンプトを紹介します。

ただし、最初に一つお伝えしておきます。

この記事は、

「この文章をコピーすれば、SEO記事もホームページもすべて自動で完成する」

という記事ではありません。

プロンプトは、魔法の呪文ではありません。

ChatGPTへ仕事を頼むための指示書です。

簡単な仕事なら、基本的なプロンプトでも十分に役立ちます。

一方、ホームページ全体の改善、事実確認、記事のカニバリ、内部リンク設計などは、一つのプロンプトをコピーするだけで判断できるものではありません。

今回は、初心者が最初の一歩として使える範囲に限定して紹介します。


良いプロンプトに必要な5つの要素

ChatGPTへ、

口コミ返信を作って。

と頼んでも、文章は返ってきます。

しかし、これだけではChatGPTに自院の状況が伝わりません。

良い回答を得るには、次の5項目を伝えることが大切です。

1.自分が誰なのか

私は一人で自費治療院を経営している院長です。

2.何をしてほしいのか

患者様からいただいた口コミへの返信案を作ってください。

3.何に使うのか

Googleマップの口コミ返信として公開します。

4.どのような形にしてほしいのか

150文字程度で、丁寧かつ自然な文章にしてください。

5.何をしてほしくないのか

施術効果を断定せず、口コミに書かれていない体験を追加しないでください。

この5つを組み合わせると、ChatGPTが仕事の目的と条件を理解しやすくなります。

OpenAIの公式なプロンプト解説でも、目的、背景、制約、必要な根拠、完成条件、出力形式を明確にする考え方が示されています。

初心者のうちは、難しいテクニックを覚えるより、この基本を意識するだけでも変わります。


1.ChatGPTに院長を取材させるプロンプト

ブログ記事を書くときに、最初からChatGPTへ本文を書かせると、どこにでもある平均的な文章になりやすくなります。

そこで、ChatGPTに記事を書かせる前に、院長自身の経験を取材してもらいます。

私は一人で整骨院を経営している院長です。
「【記事テーマを入力】」というブログ記事を書きます。

記事を書く前に、私自身の経験と考えを引き出す質問をしてください。
質問は一度にまとめず、一問ずつ聞いてください。
私の回答をもとに、さらに具体的な質問をしてください。

私が話していない体験、実績、患者様の反応は作らないでください。
情報が足りない場合は、推測せずに質問してください。

まず最初の質問をしてください。

「記事テーマを入力」の部分を、書きたい内容へ変更します。

例えば、

  • 自費治療院に診察券は必要か
  • 整骨院の初回料金を安くするべきか
  • 保険患者と自費患者の違い
  • 一人治療院に必要な新規患者数
  • ホームページ制作費30万円は高いのか

などです。

なぜ一問ずつ質問させるのか

質問を10個まとめて出してもらうと、回答する側が疲れてしまいます。

また、最初の回答から新しい疑問が見つかっても、その後の質問へ反映されません。

一問ずつなら、

  1. ChatGPTが質問する
  2. 院長が回答する
  3. 回答をもとに次の質問をする
  4. さらに具体的な経験を引き出す

という流れになります。

AIに記事を書かせるのではなく、AIに院長を取材させる使い方です。


2.自分で書いた文章を読みやすくするプロンプト

自分で文章を書いたものの、

「一文が長い」

「同じ説明を繰り返している」

「読みにくい気がする」

というときに使います。

次の文章を読みやすく整えてください。

【目的】
整骨院・治療院の院長向けブログに掲載します。

【条件】
・文章の意味と私の主張を変えない
・私自身の体験や言い回しを残す
・一文が長いところは分ける
・同じ説明の繰り返しを整理する
・難しい言葉を分かりやすくする
・新しい情報、体験、数字を追加しない
・私が書いていない結論を追加しない

修正後、主に変更した箇所を簡潔に説明してください。

【修正する文章】
ここに文章を貼り付けます。

ポイントは、

「内容を変えずに読みやすくする」

と伝えることです。

「良い文章にしてください」とだけ頼むと、ChatGPTが新しい主張や体験を追加する可能性があります。


3.LINEで休診案内を作るプロンプト

休診日、営業時間の変更、臨時のお知らせなどに使えます。

整骨院の既存患者様へ送るLINE配信文を作ってください。

【伝える内容】
・【休診日を入力】
・【休診する理由を入力】
・【予約に関する案内を入力】

【条件】
・150文字程度
・丁寧で親しみやすい文章
・重要な日付を分かりやすくする
・予約を急かさない
・患者様の不安をあおらない
・絵文字は多用しない

文章案を2種類作ってください。

日時や曜日は、公開前に必ず自分で確認します。

ChatGPTが自然な文章を作っていても、入力した日付や曜日が間違っていれば、そのまま間違った案内になります。


4.院内掲示を作るプロンプト

遅刻、キャンセル、支払方法、駐車場、予約方法などの案内に使えます。

完全予約制の治療院に掲示する案内文を作ってください。

【案内する内容】
予約時間に遅れた場合、次の患者様の予約に影響するため、施術時間が短くなる場合があります。

【条件】
・患者様を責める文章にしない
・威圧的な命令口調を使わない
・なぜこのルールが必要なのかを短く説明する
・院内で読みやすい長さにする
・最後に協力へのお礼を入れる

見出しと本文を作ってください。

ルールを伝える文章では、

「禁止します」

「必ず守ってください」

と強く書きすぎると、院の雰囲気と合わないことがあります。

避けたい印象まで指定すると、文章を調整しやすくなります。


5.口コミ返信の下書きを作るプロンプト

口コミ返信は、毎回同じ定型文になると機械的に見えてしまいます。

一方、AIに自由に書かせると、施術効果や来院内容を勝手に追加する可能性があります。

次の口コミに対する、整骨院からの返信案を作ってください。

【目的】
Googleマップの口コミ返信として公開します。

【条件】
・口コミを投稿してくださったことへの感謝を伝える
・患者様の言葉を丁寧に受け止める
・施術効果を院側から断定しない
・口コミに書かれていない症状や通院内容を追加しない
・「根本改善」「必ず良くなる」「再発しない」などの表現を使わない
・今後の通院を一方的に勧めない
・患者様の個人情報を書かない
・150文字程度
・定型文に見えない自然な文章にする

【口コミ】
ここに口コミ本文を貼り付けます。

口コミ本文を入力するときも、公開されていない患者情報やカルテ内容は追加しません。

ChatGPTが作るのは返信の下書きです。

最後は、実際に患者様と接した院長が確認し、自分の言葉を加えます。


6.専門用語を患者様向けに言い換えるプロンプト

院長にとって当たり前の言葉でも、患者様には伝わりにくいことがあります。

次の説明を、医療知識のない患者様にも分かる言葉へ書き換えてください。

【条件】
・中学生でも理解できる言葉を使う
・専門用語を使う場合は、その直後に説明を加える
・元の文章にない医学情報を追加しない
・診断や施術効果を断定しない
・患者様の不安をあおらない
・内容が曖昧な部分は勝手に補わず「要確認」と記載する

【元の文章】
ここに説明文を貼り付けます。

ChatGPTは、文章の言い換えを手伝えます。

ただし、医学的な内容が正しいかどうかまで保証するものではありません。

言い換え後も、院長自身が内容を確認します。


7.ブログのテーマを整理するプロンプト

何を書けばよいか分からないときに、いきなり記事タイトルを100個作らせるのではなく、院長が持っている材料を整理します。

整骨院ブログの記事テーマを整理したいです。

私がこれまでに患者様から受けた質問、経営上の失敗、実際に試した集客方法、ホームページ運営で分かったことを一問ずつ質問してください。

私の回答を、次の4種類に分類してください。

1.患者様が来院前に知りたいこと
2.整骨院院長が経営で知りたいこと
3.ホームページやSEOに関すること
4.AIやWEBマーケティングに関すること

私が回答していないテーマを勝手に追加しないでください。
まず最初の質問をしてください。

このプロンプトの目的は、検索キーワードを大量に作ることではありません。

院長の中にすでにある経験を、記事の材料として整理することです。


8.初心者向けネガティブプロンプトの基本形

ネガティブプロンプトとは、ChatGPTに「してほしくないこと」を伝える指示です。

ブログ、口コミ返信、患者説明などに、必要な項目だけ追加して使います。

次の条件を守ってください。

・私が伝えていない体験、実績、数字を作らない
・架空の患者様の声や口コミを作らない
・確認できない統計、論文、制度を事実として書かない
・施術効果を断定しない
・「必ず」「絶対」「一回で良くなる」「再発しない」などの表現を使わない
・患者様の不安をあおらない
・他院や他の施術方法を一方的に否定しない
・参考文章の表現や構成をそのまま再利用しない
・情報が足りない場合は、推測せず私へ質問する
・確認が必要な部分には「要確認」と記載する

毎回すべてを入れる必要はありません。

休診案内に「施術効果を断定しない」という条件は、通常必要ありません。

作る内容に応じて、必要な指示だけを選びます。

また、禁止事項だけで終わらず、

丁寧で温かい文章にしてください。

院長自身の経験を中心にしてください。

患者様が落ち着いて判断できる説明にしてください。

と、代わりに何をしてほしいかも伝えます。


プロンプトをコピーするだけでは自院の文章にならない

この記事のプロンプトは、そのままでも使えます。

しかし、院の状況はそれぞれ違います。

  • 保険併用院なのか
  • 完全自費院なのか
  • 一人治療院なのか
  • スタッフがいるのか
  • どのような患者様が多いのか
  • どのような考えで院を経営しているのか
  • 文章を誰に読んでほしいのか

によって、伝えるべき背景や条件は変わります。

プロンプトをコピーした後に、

  • 自分の立場
  • 文章の目的
  • 読んでほしい相手
  • 自院の方針
  • 必ず守りたい条件
  • 避けたい表現

を追加してください。

プロンプトの長さより、必要な情報が入っているかの方が重要です。


ChatGPTの回答が合わないときの追加指示

最初の回答が希望どおりでなくても、最初からやり直す必要はありません。

次のように追加で伝えます。

文章が長い場合

内容を変えず、半分程度の長さにしてください。

硬すぎる場合

丁寧さは残し、院長が患者様へ直接話すような自然な文章にしてください。

一般論ばかりの場合

一般的な説明を減らし、私が回答した実体験を中心に組み直してください。

経験を勝手に作った場合

私が話していない体験が追加されています。創作部分を削除し、情報が足りない箇所は質問してください。

大げさな表現がある場合

誇張表現と断定表現を削除し、事実と当院の考えを分けてください。

自分らしい文章にならない場合

文章を整えすぎず、元の言い回しや迷いが残るように修正してください。

ChatGPTとのやり取りは、一度で正解を出す試験ではありません。

回答を見ながら条件を追加し、少しずつ自分の目的へ近づけます。


初心者向けプロンプトだけではできないこともある

ここまで紹介したプロンプトは、ChatGPT初心者の院長が、文章作成や情報整理を始めるためのものです。

しかし、ChatGPTへ質問すれば、ホームページに関するすべての問題を正確に判断できるわけではありません。

例えば、

  • どの記事とどの記事がカニバリしているのか
  • 新記事を作るべきか、既存記事へ追記すべきか
  • どの記事をカテゴリーの柱にするのか
  • どこへ内部リンクを設置するのか
  • 記事の情報が事実として正しいのか
  • 公開前にどの表現を修正すべきか
  • ホームページ全体に不足しているテーマは何か

といった判断です。

これらは、一つの記事だけをChatGPTへ貼り、

問題点を教えてください。

と頼めば終わるものではありません。

記事単体ではなく、

  • ホームページ全体の記事一覧
  • カテゴリー構造
  • 各記事が狙っている検索意図
  • Search Consoleの表示回数と検索クエリ
  • 既存の内部リンク
  • 記事同士の内容重複
  • インデックス状況
  • サイト全体で伝えたいテーマ

まで確認する必要があります。


カニバリ確認はタイトルを比べるだけではない

タイトルに同じキーワードが入っていても、検索意図が違えば、必ずしもカニバリとは限りません。

例えば、

  • 整骨院でChatGPTを使う方法
  • 整骨院がChatGPTでやってはいけないこと
  • 整骨院ブログをChatGPTで書く方法
  • 整骨院で使えるChatGPTプロンプト集

には、すべて「整骨院」と「ChatGPT」が入っています。

しかし、

  • 初めて使う人
  • 注意点を知りたい人
  • ブログを書きたい人
  • 入力例を探している人

というように、検索意図と記事の役割は違います。

反対に、タイトルが違っていても、本文の結論や読者の疑問が同じなら、複数の記事が競合している可能性があります。

そのため、

この2記事はカニバリしていますか?

という一問だけでは、正確な判断は難しいでしょう。

記事の役割、検索クエリ、表示されているページ、内部リンクなどを合わせて確認する必要があります。


事実確認もChatGPTへ聞き直すだけでは不十分

ChatGPTが作った文章を、同じChatGPTへ、

この内容は正しいですか?

と聞き直すだけでは、十分な事実確認にはなりません。

制度なら公的資料。

料金なら公式サイト。

統計なら元の調査資料。

医療情報なら信頼できる一次情報。

というように、内容に応じて確認先を変える必要があります。

ChatGPTには、確認すべき箇所の抽出や必要資料の整理を手伝ってもらえます。

しかし、最終的な確認は元の資料へ戻らなければなりません。


公開前チェックは記事によって変わる

休診案内と症状ページでは、確認すべき内容が違います。

院長の経営体験を書いた記事と、健康保険制度を説明する記事でも違います。

すべての記事へ同じチェック用プロンプトを使えば、安全になるわけではありません。

記事の目的や内容に応じて、

  • 事実
  • 出典
  • 個人情報
  • 広告表現
  • 独自性
  • 既存記事との重複
  • 内部リンク
  • 読者の検索意図

などを確認する必要があります。

ホームページ改善、事実確認、公開前監査、カニバリ判定などは、初心者向けのコピペ用プロンプトとして簡単に扱わない方がよいと私は考えています。

【集客一人のひとりごと】

プロンプト集を見ると、

「これをコピーすればSEO記事が完成」

「この一文でカニバリを発見」

「この指示でホームページを完全診断」

と書かれていることがあります。

しかし、私はそんなに簡単ではないと思っています。

ホームページは、記事一枚だけで動いているわけではありません。

カテゴリー、内部リンク、検索クエリ、既存記事、サイトの目的がつながっています。

初心者向けプロンプトは、仕事を始めるための入口です。サイト全体を判断する仕組みそのものではありません。


プロンプトは魔法の呪文ではなく仕事の指示書

プロンプトを長くすれば、必ず良い回答になるわけではありません。

有名なプロンプトをコピーすれば、必ず自院に合うわけでもありません。

大切なのは、

  • 何を作りたいのか
  • なぜ必要なのか
  • 誰に伝えるのか
  • どの情報を使うのか
  • 何を避けるのか
  • どの状態なら完成なのか

を具体的に伝えることです。

そして、ChatGPTから返ってきた回答を確認し、必要に応じて修正することです。

プロンプトだけで良い仕事が完成するのではありません。

良い材料、良い指示、院長自身の確認がそろって、初めて使える文章になります。


まとめ

今回は、AI初心者の整骨院院長向けに、基本的なChatGPTプロンプトを紹介しました。

公開したのは、次の用途です。

  1. 院長の経験を取材してもらう
  2. 自分で書いた文章を読みやすくする
  3. LINEの休診案内を作る
  4. 院内掲示を作る
  5. 口コミ返信の下書きを作る
  6. 専門用語を患者様向けに言い換える
  7. ブログテーマを整理する
  8. ネガティブプロンプトを追加する

これらは、ChatGPTを使い始めるための入口です。

一方、

  • ホームページ全体の改善
  • 事実確認
  • 公開前監査
  • カニバリ判定
  • 柱記事の選定
  • 内部リンク設計
  • Search Consoleを使った改善判断

などは、一つのプロンプトをコピーするだけで正確に判断できるものではありません。

ChatGPTは便利です。

しかし、便利な道具ほど、どこまで任せ、どこから自分で判断するかを決める必要があります。

まずは、この記事の中から一つだけ選び、小さな仕事で試してみてください。

そして返ってきた文章をそのまま使うのではなく、

「これは本当に自分の院の言葉になっているか」

を院長自身が確認してください。

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📝 この記事を書いた人

集客一人:飯沼啓介(臨床の現場からWEBマーケティングへ)

柔道整復師・鍼灸師

20年間の臨床歴とグループ院の経営経験を生かして、現在兵庫県明石市で完全自費の「西新町鍼灸整骨院」を2026年4月に開院。

得意なパソコンスキルを活かして「どうすれば本当に必要としている患者さんに届くのか?」を突き詰めた結果、広告に頼る前に“検索者の不安を網羅するホームページの仕組み”を自ら作り上げることに成功。
現在はその実体験とノウハウをもとに、現場の院長が自力で集客を立て直すためのリアルなプロセスをこのブログで全公開しています。

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