
最近、交通事故LPを約8,000字から約4,000字へ大幅リライトしました。 「SEOなのに、なぜ文字数を半分に減らすのですか?」 そう思われる先生も多いと思います。 実は、この判断には私なりの考えがあります。
SEOではよく、 「文字数は多い方がいい」 と言われます。
私も今回の交通事故プロジェクトで、その考えを実際に検証しました。 結果として分かったのは、 文字数は重要です。 でも、 文字数だけでは上がり続けません。
今回は、実際の順位変化を公開しながら、その理由をお伝えします。
最初の仮説「競合より少し詳しく書けば勝てる」
交通事故は競合が非常に多い分野です。 そこで私は、競合ページを調査し、1.2〜1.5倍程度の情報量でページを作成しました。
結果は、4月1日時点で以下の通りでした。
- 「交通事故 治療 明石」:65位
- 「むちうち 明石」:35位
思ったような評価は得られませんでした。
次の仮説「情報量が足りないのでは?」
そこで次に考えたのは、 「もっと情報量が必要なのではないか」 ということです。
この点をさらに整理するには、キラーコンテンツを育てる考え方も参考になります。
ページの文字数を約2倍に増やしました。 その結果、6月18日には、
- 「交通事故 治療 明石」:22位
- 「むちうち 明石」:5位
順位は大きく改善しました。 この時点では、 「やはり文字数は重要なんだ」 と思っていました。
【集客一人のひとりごと①】 このときは正直、「もっと書けば、もっと上がる」と考えていました。 SEOをやっていると、一度順位が上がると、その要因を単純化して考えてしまいがちです。
ところが順位は止まり、少しずつ下がり始めた
しかし、その後の順位は予想と違いました。 徐々に順位が下がり、
この点をさらに整理するには、患者の検索語をサーチコンソールで読む方法も参考になります。
- 「交通事故 治療 明石」:36位
- 「むちうち 明石」:7位
となりました。
次の判断材料として、Googleアップデートで順位が落ちる理由もあわせて確認してみてください。
ここで私は考えました。 「本当に必要なのは、さらに文字を増やすことなのだろうか?」
ボディビルダーに学ぶ「増量期」と「仕上げ期」
ここで気づいたのは、ホームページの文章を削ることは「後退」ではなく「進化」だということです。
これは、ボディビルダーが筋肉をつけるために、最初に増量(バルクアップ)するのと同じです。 最初から完璧な身体を作ることはできません。 まずは筋肉をつけるために食べて体を大きくする。 その後、本当に必要な筋肉を残しながら余分な脂肪を落とし、理想の身体へ仕上げていきます。
ホームページも同じです。 最初はある程度情報量を持たせてGoogleに「このページはこういうテーマですよ」と理解してもらう。 そしてSearch Consoleの反応を見ながら、本当に評価されている情報を残し、不要な情報を削り、より伝わりやすいページへ磨き上げていく。
最初から細マッチョを目指すのではなく、一度しっかり土台を作り、そこから仕上げていく。 私は今回の交通事故LPで、まさにその考え方を実践しました。
ボディビルでも、
- 増量期は「大きくする」
- 減量期は「仕上げる」 ですよね。
ホームページも同じで、
- 初期(増量期):Googleにテーマを理解してもらうために情報量を持たせる
- 成長期:Search Consoleの反応を見ながら必要な情報を追加する
- 成熟期(仕上げ・減量期):不要な情報を削り、評価される要素を際立たせる
なぜ4,000字に減らしたのか
情報量が多ければいいわけではない。 ここで私が考えたのは、 「Googleはこのページを何として評価し始めているのか」 ということでした。
もし評価されているテーマが見えているなら、 やるべきことは文字数を増やすことではありません。 評価されているテーマをもっと分かりやすく伝えることです。
逆に、 「とりあえず書いておこう」 という情報が増えすぎると、 ページ全体の軸がぼやけてしまうことがあります。
だから今回は、 8,000字から4,000字へ減らしました。 これは文章を減らしたのではありません。 ページのテーマを濃くしたのです。
ここで重要なのが、Search Consoleという羅針盤です。
Search Consoleは単なる順位を見るツールではありません。 Googleが「このページをどう評価し始めているか」を教えてくれるツールです。
【集客一人のひとりごと②】 以前の私なら、「順位が下がったから、もっと文字を増やそう」と考えていました。 でも今回は違いました。 Search Consoleが教えてくれるGoogleの評価を見れば、このページが「むちうち 明石」という軸で評価されているのは明らかでした。 ならば必要なのは、水増しではなく、評価されているテーマをもっと伝わりやすくすることではないか。 そう考えたのです。
「仕上げ期」は削るだけではない
ここで誤解してほしくないのは、仕上げ期とは「文章を削るだけの作業」ではないということです。
仕上げ期とは、
- 必要なら追記し、
- 不要なら削り、
- 構成を並び替え、
- 読者にもGoogleにも伝わりやすくする作業
これら全てを含みます。軸をブレさせずに、全体のクオリティを研ぎ澄ませていくのが仕上げ期の本質です。
この考え方は一人勝ちHP全体に応用できる
実はこれは交通事故サイトだけではありません。
一人勝ちHP、起立性調節障害整体・鍼灸ナビ、西新町鍼灸整骨院……すべて同じ考え方です。
- 作る(増量期)
- Googleの反応を見る(成長期)
- 育てる(仕上げ期)
私はこの3段階を、「ホームページ育成理論」として、今後も一人勝ちHPで発信していく価値があると思っています。 これは単なるSEOテクニックではなく、現役院長が複数サイトを運営してたどり着いた独自のホームページ運営理論です。
一人治療院だからできるホームページ運営
この考え方は、一人治療院だからこそ実践しやすいと思っています。
この点をさらに整理するには、ホームページを母艦にした集客の考え方も参考になります。
制作会社のように、最初から完璧なホームページを納品して終わりではありません。 現場で患者さんと向き合い、 ホームページを書き、 Search Consoleを見て、 また改善する。 その繰り返しができます。
患者さんからよく聞かれる質問が増えれば記事にする。 症例が増えれば追記する。 新しい検索クエリが見えればリライトする。
つまり、 ホームページが院長自身と一緒に成長していくのです。 これが一人治療院の最大の強みだと私は思っています。
制作会社はホームページを納品したら仕事が終わります。 でも一人治療院は違います。 毎日患者さんと接し、 新しい症例が生まれ、 新しい質問を受け、 Search Consoleを確認し、 また記事を育てていく。 つまり、現場そのものがホームページを成長させるエンジンになるのです。 私は、この積み重ねこそが制作会社には真似できない、一人治療院最大の武器だと思っています。
まとめ
今回の交通事故LPで学んだことは、とてもシンプルでした。
- 競合より詳しく書くことは大切(増量期)
- 文字数を増やすことで順位が伸びることもある
- しかし順位は永遠には伸び続けない
- 評価されたら、次は「増やす」のではなく「磨く」段階(仕上げ期)に入る
ホームページは作品ではありません。 公開した瞬間が完成ではなく、スタートです。
患者さんの声が増える。 症例が増える。 Googleの評価が変わる。 Search Consoleから新しい検索意図が見えてくる。
その変化に合わせて少しずつ育てていく。 そして、この「仕上げ」が終わることはありません。 症例が増えれば追記する。 新しい検索意図が見えればリライトする。 ホームページは完成するものではなく、運営している限り育ち続けるものです。
だから私は、ホームページは「作るもの」ではなく「育てるもの」だと考えています。 そして、育て続けたホームページは、一人治療院にとって24時間働き続ける資産になります。
📝 この記事を書いた人

集客一人:飯沼啓介(臨床の現場からWEBマーケティングへ)
柔道整復師・鍼灸師
20年間の臨床歴とグループ院の経営経験を生かして、現在兵庫県明石市で完全自費の「西新町鍼灸整骨院」を2026年4月に開院。
得意なパソコンスキルを活かして「どうすれば本当に必要としている患者さんに届くのか?」を突き詰めた結果、広告に頼る前に“検索者の不安を網羅するホームページの仕組み”を自ら作り上げることに成功。
現在はその実体験とノウハウをもとに、現場の院長が自力で集客を立て直すためのリアルなプロセスをこのブログで全公開しています。



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