
AIを使えば、記事を書くスピードは驚くほど速くなりました。
タイトルを考える。
構成を作る。
見出しを作る。
本文を書く。
SEOを意識して文章を整える。
以前なら数時間かかっていた作業でも、AIを使えば短時間で形にできます。
私自身もAIをかなり使っています。
だから私は、
「AIで記事を書いてはいけない」
とはまったく思っていません。
むしろ、一人治療院の院長ほどAIを使った方がいいと思っています。
施術をして、電話に出て、LINEを返信して、経営をして、そのうえホームページの記事まで書く。
全部を一人でやっていたら時間がいくらあっても足りません。
ただ、AIで記事を書いていると、一つだけ気をつけなければいけないことがあります。
それが、
「仏作って魂入れず」
です。
文章としてはきれい。
SEO的にもそれなりに整っている。
でも読んでみると、
「これ、別にこの先生じゃなくても書けるよね」
という記事になってしまう。
AIで記事を作ることが当たり前になるほど、これから重要になるのは記事数ではなく、その文章に誰の経験が入っているのかだと私は考えています。
AIは「仏」を作るのがものすごく上手い
AIに、
「整骨院の腰痛について3,000文字の記事を書いてください」
と頼んでみてください。
おそらく数分もかからず、
- 腰痛とは
- 腰痛の原因
- 腰痛の種類
- 日常生活で気をつけること
- 整骨院での施術
- よくある質問
- まとめ
といった記事が出来上がります。
しかも文章もきれいです。
昔なら、このレベルの記事を1本作るだけでも相当な時間が必要でした。
だからAIはすごい。
私はそこを否定するつもりはありません。
ただ、その記事をよく読んでみると、あることに気づきます。
「間違ってはいない。でも誰でも書ける」
ということです。
これが、私のいう「仏」の部分です。
タイトルがある。
見出しがある。
本文がある。
FAQがある。
SEOキーワードも入っている。
記事としての形は完成している。
しかし、そこに書いた先生自身の姿が見えてこない。
立派な仏像はできた。
でも、まだ魂が入っていないのです。
【集客一人のひとりごと①】
私自身、AIをかなり使っています。構成を考えてもらうこともありますし、文章を整理してもらうこともあります。だからAI否定派ではありません。むしろ積極的に使っています。
ただ、AIが作った文章をそのまま読むと、ときどき「きれいすぎるな」と感じます。間違ってはいない。でも私じゃなくても書ける。その状態では、まだ公開したくないんです。
AIには書けないものがあります
では、AIには何が書けないのでしょうか。
例えば、
「今日、患者様からこんな質問をされた」
「以前はこう説明していたけれど、臨床経験を重ねて考え方が変わった」
「ホームページを作った当初は失敗した」
「実際に料金を上げてみたら患者様の反応はこうだった」
「100記事近く書いて、ようやく内部リンクの重要性に気づいた」
こうした話です。
一般論ではありません。
その先生が実際に経験したことです。
AIは腰痛について説明できます。
SEOについても説明できます。
患者心理についても説明できます。
しかし、
あなたが昨日、施術室で患者様と何を話したのかは知りません。
これこそ、一人治療院のホームページにおいて非常に大切な情報だと思っています。
AIに「経験」まで作らせてはいけない
ここは、AIで記事を書くうえで特に注意したいところです。
AIに、
「現役院長らしい体験談を追加してください」
と頼めば、それらしい文章を作ってくれます。
例えば、
「以前、腰痛で悩んでいた患者様が来院されました」
「私は開業当初、このような失敗をしました」
といった文章まで簡単に作れます。
文章として読むだけなら自然です。
でも、自分が実際に経験していないのであれば、それを自分の体験談としてホームページに掲載するべきではありません。
AIに任せていいのは、文章を作るところまで。
経験そのものを作らせてはいけない。
私はここを明確に分けています。
AIには文章を整理してもらう。
構成を考えてもらう。
読みやすくしてもらう。
でも、
経験、失敗、数字、患者様との会話、自分の考えは人間側から渡す。
この役割分担が、AI時代のホームページでは非常に重要になると思っています。
魂のこもった文章=上手な文章ではない
「魂のこもった文章」と書くと、何かものすごく熱い文章を書かなければいけないように感じるかもしれません。
私はそうではないと思っています。
例えば、
「私は初診の患者様に、何を見て予約したのかを聞いています」
「腰痛や肩こりは、当院ではそれほど積極的に集客していません」
「記事が100本近くなってから、内部リンクを本格的に整理しました」
これだけでもいいんです。
文章として特別うまいわけではありません。
感動的でもありません。
でも、実際にやっている人にしか書けない。
ここが大切です。
ネットで調べた情報をまとめただけの記事と、実際に治療院を経営している先生が経験から書いた記事。
同じ3,000文字でも、私はまったく違うものだと思っています。
【集客一人のひとりごと②】
AIに「もっと専門的にしてください」と頼めば、難しい言葉はいくらでも増やせます。でも、それで文章に魂が入るわけではありません。
むしろ「今日こんな患者様がいた」「実際にやってみたら違った」「私はこう思う」という一文の方が、その先生らしさが出ます。私は文章の上手さより、そちらの方が大事だと思っています。
私はAI80%、人間20%でもいいと思っています
では、記事を全部自分で書かなければいけないのでしょうか。
私はそうは思いません。
むしろ、一人治療院の院長がすべてをゼロから手書きする必要はないと思っています。
例えば、
- 記事構成を考える
- 見出しを整理する
- 文章を読みやすくする
- 誤字脱字をチェックする
- SEO上必要なテーマを洗い出す
- タイトル案を考える
こうした作業はAIに手伝ってもらえばいい。
仮に記事の80%をAIが作ったとしても、私は問題ないと思っています。
重要なのは残りの20%です。
そこに、
自分の経験。
自分の数字。
自分の失敗。
自分の考え。
患者様から実際に聞いた言葉。
を入れる。
この20%が入るだけで、文章は大きく変わります。
3,000文字すべてを自分で書いたかどうかより、
その3,000文字の中に「この先生にしか書けない100文字」があるか。
私は、そちらの方が重要だと思っています。
私が「集客一人のひとりごと」を入れている理由
このサイトの記事を読んでいただくと、途中に、
【集客一人のひとりごと】
という文章がよく出てきます。
これは、私が実際に治療院を経営したり、ホームページを運営したりする中で感じたことを書く場所です。
本文では、
「一般的にはこう考えられています」
「SEOではこういう考え方があります」
という話を書くことがあります。
でも、それだけでは私自身の考えが見えません。
そこで途中に、
「でも実際にやってみると、私はこう感じました」
「私の院ではこうしています」
「これは失敗しました」
という話を入れています。
私は、この部分にこそ、そのホームページを書いている人間が出ると思っています。
AIがきれいな文章を作ってくれても、
「いや、私はちょっと違うと思うんだけどな」
ということがあります。
その違和感を消さない。
むしろ、それを書く。
それが記事に魂を入れる作業なのかもしれません。
【集客一人のひとりごと③】
「集客一人のひとりごと」はSEOのために始めたものではありません。でも続けているうちに、ここが一番私らしい部分なのではないかと思うようになりました。
AIは文章をきれいにしてくれます。でも「私はこう思う」は私にしか書けません。だから最後は、自分の言葉を必ず残したいと思っています。
AIで100記事作れる時代だからこそ「誰が書いたか」が重要になる
これからAIは、さらに便利になっていくでしょう。
今まで数時間かかっていた記事が数十分で作れる。
100記事作ることさえ、それほど難しくなくなるかもしれません。
そうなると、
「記事がたくさんある」
ということ自体の価値は、以前より小さくなっていくと思います。
3,000文字の記事が100本ある。
それだけでは差別化できない。
では、何で差がつくのか。
私は、
「誰が、どんな経験をもとに書いているのか」
だと思っています。
治療院のホームページなら、
何人の患者様と向き合ってきたのか。
そこで何を感じたのか。
どんな失敗をしたのか。
なぜ今の施術方針になったのか。
なぜこの料金なのか。
なぜこの患者様を診たいのか。
こうした部分です。
これは、他院が簡単にコピーできません。
AIで仏を作って、人間が魂を入れる
私は、これからのホームページ制作ではAIを使わない方が不自然になると思っています。
AIを使えばいい。
構成を作ってもらえばいい。
文章を整えてもらえばいい。
誤字脱字も見てもらえばいい。
一人治療院なのですから、使えるものは使った方がいい。
ただし最後に、
「これは本当に自分の文章になっているだろうか?」
と読み返してみる。
そして、
「私はこう思う」
「実際にはこうだった」
「ここでは失敗した」
「患者様からこんなことを言われた」
という自分自身を入れる。
AIが仏を作る。
最後に人間が魂を入れる。
私は、このくらいの役割分担がちょうどいいと思っています。
まとめ
AIを使えば、記事はいくらでも量産できる時代になりました。
私はそれを悪いことだとは思いません。
施術、予約対応、LINE、経営、ホームページ運営。
すべてを一人で行う治療院だからこそ、AIに任せられる仕事はどんどん任せればいいと思っています。
ただし、
院長自身の経験までAIに作らせてはいけません。
文章の形はAIに作ってもらう。
そこへ、
自分の経験を入れる。
自分の失敗を入れる。
自分の数字を入れる。
自分の考えを入れる。
患者様との実際のやり取りを入れる。
それによって初めて、誰にでも書ける記事が、**「その先生にしか書けない記事」**になります。
AIで記事を100本作ることよりも、その100本に少しずつ自分自身を残していく。
私はその方が、5年後、10年後にも残るホームページになると思っています。
AIで仏を作って、人間が魂を入れる。
AIで文章を作れることが当たり前になった今だからこそ、最後に問われるのは文章力ではなく、「あなた自身がその文章の中にいるか」なのではないでしょうか。
📝 この記事を書いた人

集客一人:飯沼啓介(臨床の現場からWEBマーケティングへ)
柔道整復師・鍼灸師
20年間の臨床歴とグループ院の経営経験を生かして、現在兵庫県明石市で完全自費の「西新町鍼灸整骨院」を2026年4月に開院。
得意なパソコンスキルを活かして「どうすれば本当に必要としている患者さんに届くのか?」を突き詰めた結果、広告に頼る前に“検索者の不安を網羅するホームページの仕組み”を自ら作り上げることに成功。
現在はその実体験とノウハウをもとに、現場の院長が自力で集客を立て直すためのリアルなプロセスをこのブログで全公開しています。



コメント